
こんにちは、スキンセラピスト吉田純子です。
ニキビの存在に気がつくのは、痛みを感じてからだったり、ポコっと大きな膨らみになってからが多いかもしれません。
でも本当はもう少し前の段階、ニキビの芽ができていた段階で対処できるのが一番良いです。
これはいわゆる《コメド》と言われるもので、炎症が起きておらず、毛穴の中に皮脂が詰まっている状態。
適切なエクストラクションができるエステやクリニックでは、この段階でコメドを排出させて、ニキビになるのを防ぐことができるんです。
ご自宅でのケアでは、自己流のエクストラクションは肌を傷付けてしまうのでやめましょう。中には傷を作ってしまった方もいるんです。
代わりに角質ケアを取り入れることで、ある程度コメドの形成の予防になります。
ただ、肌の健康が確保できていない状態で使うと余計に荒れてしまうので、使い始めるタイミングはスキンセラピストと相談して決めるのが一番です。
サロンケアでも肌の状態に合わせて、角質ケアの有無や強弱を判断することが大事で、適切なタイミングを見誤ると、エステ後にニキビがたくさんできたり、肌の炎症も悪化しがちです。
そして炎症ニキビになってしまったら、大事なのは殺菌と鎮静です。
ご自宅でも使えるアイテムを投入して、なるべく早く落ち着かせるようにしてあげます。
炎症が長引いたり大きく腫れてしまうと、その後のニキビ跡も長引くことになりますし、最悪クレーターになることもあるからです。
サロンケアでも、炎症を落ち着かせるケアに重点を置きます。
鎮静効果や殺菌効果の高い製品を投入して、肌の修復を促せる成分も必要です。
炎症ニキビが無くなってきたら、ようやくニキビ跡のケアを始めるタイミングです。
肌の状態も安定していれば、ターンオーバーを促すケアやメラニンの排出を促す成分も効果的です。
ニキビケアと一言で言っても、段階に応じて対処法を変えていくことが大事ですので、肌と対話しながら今必要はケアをしていきましょう!