若さ至上主義の連鎖はこうやって起きている

こんにちは、スキンセラピスト吉田純子です。

大人気ドラマとなった「逃げる恥だが役に立つ」の最終話で、石田ゆり子さんが演じた百合ちゃんが20代の女性に伝えたのがこの言葉。

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あなたは随分と自分の若さに価値を見出しているのね。

私が虚しさを感じることがあるとすれば、あなたと同じように感じている女性がこの国には沢山いるということ。

今あなたが価値がないと切り捨てたものは、この先あなたが向かっていく未来でもあるのよ。

自分がバカにしていたものに自分がなる。
それって辛いんじゃないかな?

私たちの周りにはね、沢山の呪いがあるの。あなたが感じているのもその一つ。

自分に呪いをかけないで。
そんな恐ろしい呪いからはさっさと逃げてしまいなさい。

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誰でも若い頃は、歳を重ねた自分をイメージするのは難しいものです。

だってエネルギーは有り余ってるし、肌や体が衰える感覚なんて分からない。

若いことで得られる恩恵も多いですし、どこでももてはやされる高待遇に、無意識に無敵な感覚があるのかもしれません。

子供の頃は早く大人なりたいと思っているものですが、どうやらその「なりたい大人」というのは、結局のところかなり狭い範囲なのかもしれませんね。

何かの漫画でハタチくらいの子が「もうオバチャンだよ!」なんてことを言ってるワンシーンを読んで感じたのは、こうやって社会に当たり前に浸透している観念が、次の世代にも当然のことのように受け継がれていってしまうのだということ。

もし10代の子が読んだら、「そっかぁ20代になったらもうババアなんだな」と刷り込まれてしまうわけです。

こんなことが社会の中でグルグル回って、いつの間にか巨大な集団意識を作っているのかもしれません。

歳をとることは誰にでも起こる当たり前のことをだからこそ、歳を重ねる喜びや楽しさを持ちながら歩んでいけて、若さ至上主義の考え方が薄まっていくと、もっと生きやすくなるように感じます。

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