化粧品の正しい使い方

後悔しない日焼け止めの選び方

こんにちは、スキンセラピスト吉田です。

本日は、日焼け止めについて詳しくお伝えしたいと思います。

というのもサロンにご来店になって日の浅いお客様のお話を伺っていると、日焼け止めは化粧水などの他の化粧品と比べて重要視する意識はあまり高くないと感じるためです。

昔に比べて日焼け止めを全く塗っていない方は減りましたが、それでも夏場しか塗っていなかったり、使用量が明らかに少ない方はまだまだ少なくありません。

ですので、本日は以下の5つのことについてお伝えしたいと思います。

❶日焼け止めは肌にとっては刺激でしかない
❷SPFはどう選ぶ?
❸ダーマロジカの日焼け止めの種類が多い上に安くない理由
❹損をしない日焼け止めの塗り方
❺ニキビ肌ほど日焼け止めは重要

日焼け止めが苦手という方も、毎日ちゃんと使ってるという方も、改めて日焼け止めのことを学んでいきましょう!

❶日焼け止めは肌にとっては刺激でしかない

例えば化粧水や美容液などは、肌にとってプラスの効果を与えるものだと感じている方は多いはずです。では日焼け止めはどうでしょうか?

実は日焼け止めの成分というのは、残念ながら肌を綺麗にしてくれるものではなく、どちらかと言うと刺激になることの方が多いのです。(低刺激な日焼け止めもありますが、特有のデメリットもあり)

なぜ肌にとって刺激になりかねないものを塗るのか。それは、紫外線が肌に与えるマイナスの影響の方が大きいからなのです。

肌老化の原因の8〜9割が紫外線の影響と言われています。

つまり、上手に紫外線対策ができれば、肌の老化は緩やかにすることができるということなのです。

だから日焼け止めというのは、ある意味《必要悪》と言えるかもしれません。

だからこそ大事なのは、肌にとっては良いものではないからこそ、どんな日焼け止めを使うかが超重要なんです。

❷SPFはどう選ぶ?

では次に、日焼け止め選びについてです。

SPFやPAというのは日焼け止めの防御力の強さだということは皆さんもご存知かと思います。

SPFはUV-B波、PAはUV-A波から肌を守る能力の高さです。
詳しくはこちらをご覧ください。

じゃあSPFの数値が高くて、PAの+が多い方ものを選べは良いのかと言うとそんなことはありません。

なぜなら防御力が強くなるほど、肌への刺激も強くなるからです。
基本的にはSPF30以上あれば問題ないと言われています。

もし屋外で活動する日や、夏場の塗り直しが難しい日、肌が健康で日焼けを極力避けたい場合はSPF50を選ぶと良いでしょう。もしくはこまめに塗り直せるなら、SPF30という選択肢も良いですね。

一番上手な使い方は、その日の予定に合わせて使い分ける方法です。

ほとんど屋外に出ない日ならSPF30の製品を、外出する予定のある日なら50を選ぶ、後で塗り直すことが可能なのかも考慮して決めるといった感じです。

ただ、日焼け止めだけで紫外線を防ごうとすると難しいことも多いので、物理的な防御(日傘や帽子など)と併用しましょう。

❸ダーマロジカの日焼け止めの種類が多い上に安くない理由

化粧品の値段についての捉え方は人それぞれです。
デパコスを当たり前に使っていた方ならダーマロジカが高いとは感じないかもしれませんが、ドラッグストアで購入されていた方にはとても高く感じるかもしれません。(ちなみに使える期間で計算すると、そこまで高くないことは分かるんですよ)

それでも私がダーマロジカの化粧品、もちろん日焼け止めも含めて一番お勧めしています。

なぜならダーマロジカの理念や製品作りの在り方を他のメーカーよりも信頼していますし、またそれぞれの製品の成分や特徴もしっかり勉強しているからこそ、肌の健康を実現し、皆さんの抱える肌悩みを改善する手助けになると確信を持っているからです。

もちろん世の中には他にも良い化粧品はあるはずですが、正直そう多くはないと、この業界にいて感じています。

お客様から「手軽な価格で質の良い他の化粧品はありますか?」とご質問をいただくことがあるのですが、それはなかなか難しいかなと思っています。

そして、私自身が詳しく熟知していない製品を、無責任にお勧めするべきではないとも感じています。

私が自信を持ってダーマロジカをお勧めできるようになるまでには、ダーマロジカが本当に相応しい化粧品なのかを徹底的に吟味しました。そして自他共に約10年使い続けた肌の結果もしっかり見てきている今はさらに確信を持ってお伝えできています。

世の中には残念ながら無責任に化粧品を勧めてくる広告で溢れていますが、何を信じていくかは自分で見極めないといけませんね。

本題に戻りますと、ダーマロジカの日焼け止めの種類が多いのは、スキンタイプや肌悩みに合わせて選べるようになっているからです。

悲しいことに薬機法の関係で日本には入ってこない製品もあるため、全てのスキンタイプに合わせる難しさが出てきてしまいましたが、それでもこんなに沢山の種類から選べるのは本当に有難い限りです。

もちろん決して安くはありませんので、これまで日焼け止めに予算を当ててこなかった方には躊躇する金額かもしれません。

ですが、ダーマロジカの日焼け止めの価格の違いは、使っている成分の違いです。
(間違えてはいけないのは、一般的な化粧品は広告宣伝費が大半で値段は高くなっています)

500円の日焼け止めと1万円の日焼け止めが同じSPF50なら、守る力は同じかもしれません。

ですが、価格が安くなるほど肌への刺激は強くなる可能性が高いと考えて良いでしょう。

守る力は同じでも肌への刺激には差があり、肌を綺麗に維持したくて使っているはずの日焼け止めが、逆に肌を傷めてしまうかもしれません。

また、単純に、ダーマロジカの日焼け止めは朝用保湿クリームと兼用な上に、プラスアルファの効果も持った製品ばかりなので、その分お値段は高くなりがちです。

でも自信を持って「塗れば塗るほど肌が綺麗になる日焼け止め」だと言えちゃうのは、実際に長く使い続けているお客様の肌が証明してくださったおかげです。

あなたはダーマロジカの他に、そう誰かが断言してくれる日焼け止めをご存知でしょうか?

化粧品は毎日の積み重ねでしか10年後の肌は分かりませんが、後悔させない自信を持ってお勧めしています。

❹損をしない日焼け止めの塗り方

日焼け止めで一番やりがちなこと、それは量が少なすぎるパターンです。
とにかく少ない方が多くて、量が少ないことで塗りむらにもなっている可能性大。

日焼け止めを塗っているはずなのに、実は思ったよりも効果が得られていないなんてことが本当にあるのです。

例えば塗りむらがなかったとしても、SPF30 の日焼け止めの量が少なかった場合、SPF10相当になっているということもあるんですね。

「え、でも日焼けしてないから大丈夫じゃない?」と思った方、それこそ非常にもったいない!

肌を黒くするのは紫外線B波で、肌を老化させる紫外線A波は肌の内部まで届いて肌を確実に老化させていきます。

ですから、例え今は日焼けが気にならなくても、10年後の肌には影響が出てしまう可能性があるということなのです。

ですので、日焼け止めを使うのであれば、肌への負担が少ない良質な日焼け止めをたっぷりとが、実は長い目で見て損をしない日焼け止めの塗り方と言えるでしょう。

❺ニキビ肌ほど日焼け止めは重要

ニキビやオイリー肌で悩まれている方というのは、日焼け止めをどうしても嫌煙しがちです。

オイリー肌の私自身も本当に日焼け止めが苦手で、サーフィンするのにも日焼け止めを塗らないで海に何時間もいたおバカさんだったので、

日焼け止め=ニキビが増える、肌がベタベタになる

そんなイメージしかありませんでした。

ですが、ニキビができやすい人にも日焼け止めはしっかり使っていただきたい大きな理由があります。

それは、紫外線が当たることで肌の上で活性酸素が発生して、結果的にニキビの炎症を悪化させてしまうため、紫外線から肌を守ることが重要なことの一つなのです。

ニキビができる原因は一つではないので、日焼け止めを塗ったことでニキビが増えたように感じることもあるかもしれません。

もちろんどんな日焼け止めを使うかはすごく重要ですが(特にノンコメドジェニックを選ぶことは大事です)、できるだけ肌への負担の少ない日焼け止めを毎日適切に使うこと、そして一日の終りにしっかり落とすことを続けてください。

余談ですが、私は海で強い紫外線を浴びることで、「ニキビの殺菌ができて良いはず」なんて恐ろしいことを昔は考えていましたが、もっと恐ろしいしっぺ返しを食らう羽目になりますので、皆さんは試さないことをお勧めします。

 

いつもお客様にお伝えしていることですが、本物の化粧品というのは長期使用でしっかりリターンを与えてくれる存在ですので、安さや宣伝文句だけで選んで満足できるのはその時だけの可能性が高いんです。

ですので、良質な化粧品を使うことは将来の肌への自己投資だと考えて、ぜひできる範囲から良いものを選ばれてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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